2024.05.28
INFO
Netflixシリーズ「ヒエラルキー」がメインポスターと予告編を公開した。
6月7日に公開される「ヒエラルキー」は上位0.01%の少数が秩序であり法として君臨するチュシン高に秘密を抱えて入学してきた転校生が、彼らの世界に亀裂を生じさせて起こるハイティーンスキャンダルを描いた。
公開されたメインポスターとメイン予告編は、徹底された階級(ヒエラルキー、hierarchy)が分けた名門私学を背景に繰り広げられ、感覚的で中毒性のあるハイティーンスキャンダルとして期待感が高まる。まず、メインポスターではジェユルグループの長女で、チュシン高のクイーン’チョン・ジェイ’(ノ・ジョンイ)の危険な雰囲気が視線を引き付ける。冷たい表情の向こうにある不安な眼差しが、彼女が抱えている秘密に対して好奇心を刺激する中、手に持つスマートフォンが意味深長さをプラスさせる。
ハイクラスな子たちとネクタイの色から異なる奨学生’カン・ハ’(イ・チェミン)は傷だらけの顔だが、眼差しだけは強烈に輝いている。強く握った拳はチュシン高の秩序を揺るがす転校生の活躍を期待させる。チュシン高の秩序であり法そのものである’キム・ライン’(キム・ジェウォン)もなんとなく危うい雰囲気だ。その後ろでヒエラルキーの頂点’クイーン’ジェイの席を狙っているように目を光らせている’ユン・ヘラ’(チ・ヘウォン)と、何を考えているか分からない表情で彼らを見つめる’イ・ウジン’(イ・ウォンジョン)の対比は好奇心を増す。何よりも’死ぬほど隠したい秘密’という文句がチュシン高に吹き荒れる強力な渦を暗示する。
共に公開されたメイン予告編は、予期せぬ亀裂が引き起こした危険なハイティーンスキャンダルで緊張感を高める。不安な眼差しで「人を殺した。私が殺した」と言いながら引き金を引くチョン・ジェイ。続く一人の学生の死は、チュシン高で起こる尋常でない事件を推察させる。チュシン高は親の財力と社会的地位が序列の基準となる、大人たちが構築した堅固なヒエラルキーがそっくりそのまま移された世界だ。ノブレス・オブリージュの一環で抜擢された’奨学生’カン・ハが転校してきたことにより、完璧で堅固な秩序に亀裂が生じる。怒りに満ちて「絶対に暴いてやる」と決意し、チュシン高に隠された秘密を追うカン・ハ。そして恐怖心が薄れる時は理由があると言って’奨学生’カン・ハに対して敵対心をあらわにするキム・リアン。チュシン高に君臨する絶対的1位キム・リアンと奨学生カン・ハの鋭い対立は、息詰まる緊張感を醸し出す。さらにチョン・ジェイから別れを切り出されキム・リアンが受けた衝撃は、これから繰り広げられる物語に対してさらに好奇心を高める。
完璧に設計されたキム・リアンの人生がカン・ハによって一瞬にしてひびが入り始めた中、チョン・ジェイは匿名の誰かから脅迫メールが送られてきた。「他の人が知っても大丈夫なものが一つでもあるか?」という言葉に続くジェイ、リアン、ヘラ、ウジンの混乱と涙は彼らの間に生じる尋常でない亀裂を予告する。上位0.01%の彼らだけのパーティーに藍色のネクタイをして登場したカン・ハ。あざ笑う周囲の視線に屈しない彼が明らかにする真実は何なのか。誰かを守りたいチョン・ジェイ、死のうが構わないと自分を投げ出して最後まで行くというカン・ハ、手段と方法を選ばずなんでもすると言って自身の世界を守ろうとするキム・リアン。果たして彼らが死ぬほど隠したい秘密は何なのか、その混乱の最後に向き合う真実は何なのか期待が集まる。
これに先立って、世界観の構築に力を入れたというペ・ヒョンジン監督の予告どおり、スケールとユニークな雰囲気の演出も目を引く。ペ・ヒョンジン監督は「チュシン高は一度も破られなかった階級と威厳に誇りを持っている」としながら「空間ごとにユニークなデザインと質感、照明など細かい部分に気を使った。プライドだらけの旧館や階層を象徴する階段などを通して、その人物が置かれた状況などを他のもので表現した」と感覚的な演出を強調し、期待感を高めた。
「ヒエラルキー」は、ドラマ「還魂:光と影」「ビックマウス」「スタートアップ: 夢の扉」を共同演出したペ・ヒョンジン監督と、ドラマ「アバウトタイム~止めたい時間~」のチュ・ヘミ作家が意気投合した。「恋するアプリ Love Alarm」「人間レッスン」「今、私たちの学校は…」など様々な素材で学園ドラマを次々と作り出してきたNetflixが新たに披露するシリーズという点で関心が集まる。
ハイティーンスキャンダル「ヒエラルキー」は6月7日に全世界で配信される。
写真提供:Netflix
出処:이데일리